序章 2002年11月11日
HFCの皆さん、お久しぶりです。まず小生の近況報告。

昭和の終わりころにコーチをやめて、平成3年に気管支喘息など、重病に罹り、一時は危篤説も流れたそうですが、何とか回復。平成5年仕事に復帰。
65歳でサッカーもプレーヤーとして再起。喘息は徐々に軽快しているが、まだ残っているため、すぐに酸欠になって困るけれど、どこまで上手くなれるか研究的にプレーしています。
本業も昨年引退。趣味は(サッカーは趣味の領域を越えたもので私自身の一部です。)アクリル水彩画、音楽など。高校時代からのマンドリンは一人前だが、アコーディオンは独学7年で前途遼遠・・・と、サンデー毎日でも、暇で困ることはありません。現在73歳。死ぬまで修行です。

西日本OB連盟が始めた、10歳ごとに区切った年齢別サッカーは年々盛んになり、今年は遂に70歳代(銀パンツ)チームの全国大会が初めて福井県で開催されました。外国にはないもので、素晴らしいことです。とは言うものの、実は大したことはないだろうと思っていたのですが、参加してみると、予想よりレベルが高く驚きました。
OB、とくに40歳以上になると、技術、速さ以外に、サッカーのセンスや常識、サッカー観などの、レベルとか質の差異がピンからキリまで見受けられます。
例えば、ドリブル・キープが上手いけど、それだけの事で、そこから効果的なパスが出てくるわけでないとか、周りが見えない、デリカシーに欠け矢鱈に指示し叫びまくるなど・・・

コーチとして大抵のことは心得ているつもりですが、コーチ経験者という立場で、この年齢になってプレーしてみると、改めていろいろ感ずるところも多く、今後、体験、時評からサッカー以外の雑感なども寄稿したいと思います。皆さんの参考になれば幸甚です。

☆ 初心であれば、いくらでも人生は拡がっていくものだ。城山三郎

2002年11月2日     近江 達
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